チョコレートの主原料であるカカオの歴史は紀元前から。とても高価で「神様の食べ物」と言われました。
＜チョコレートの始まり＞
| 年 | 出来事 |
| 紀元前 | メキシコ湾岸に興ったオルメカ文明において、人類最初のカカオ利用が行われる。 |
| 400年頃 | マヤ文明が栄え、マヤ族がユカタン半島でカカオ栽培を始める。特権階級でチョコレートドリンクが飲まれる。 |
| 1000年頃 | マヤ文明が衰え、トルテカ族が栄える。カカオの産地などを巡る争いが繰り返される。 |
| 1300年頃 | アステカ王国（現在のメキシコシティ）において、カカオ豆が通貨として用いられる。 |
＜大航海時代からヨーロッパへの普及＞
| 年 | 出来事 |
| 1502年 | クリストファー・コロンブスがグアナハ島でマヤ人の交易船に遭遇し、カカオの積み荷を目撃する。 |
| 1528年 | アステカ帝国を征服したエルナン・コルテスがスペイン王カルロス1世にカカオを献上する。 |
| 1534年 | スペインのピエドラ修道院で、ヨーロッパ最初のカカオの調理を行う。 |
| 1544年 | ドミニコ会修道士たちがマヤ貴族を伴ってスペインのフェリペ皇太子を謁見し、カカオがスペインの公式記録に初めて掲載される。 |
| ～1600年代前半 | スペイン王室でチョコレートを飲む習慣が定着する。 |
| 1615年 | スペイン王女アンヌがルイ13世と結婚し、フランス宮廷に飲料用のカカオを持参する。 |
| 1656年 | イギリスでチョコレートハウスが開店する。 |
| 1660年 | ルイ14世とスペイン王女マリア・テレサが結婚し、フランスにチョコレートが定着するる。 |
＜チョコレート四大発明＞
| 年 | 出来事 |
| 1819年 | フランソワ・カイエがスイス初のチョコレート工場を開設する。 |
| 1828年 | オランダ人のクンラート・バンホーテンがカカオから脂肪分を分離させる技術を開発し、チョコレートパウダー（ココア）が誕生する。 |
| 1847年 | イギリス人のジョセフ・フライが食べるチョコレートを発明する。 |
| 1866年 | キャドバリー社が粉末ココアを製造・販売する。 |
| 1876年 | スイス人のダニエル・ペーターがミルクチョコレートを発明する。 |
| 1879年 | スイス人のロドルフ・リンツがコンチェを発明する。 |
